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●2007年度レポート● |
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| 2008年3月 | 動作法-ストレスマネージメント |
| 2008年2月 | 思春期の発達障害児 |
| 2008年1月 | 父親としての子どもたちへの関わりと発達共助連で得たもの |
| 2007年11月 | 皆でわいわい飲んでしゃべろう会 |
| 2007年10月 | 軽度発達障害児に対する「感覚統合」の基礎理論と実践 |
| 2007年9月 | 教育の現場から−特別支援教育と軽度発達障害児の現在 |
| 2007年7月 | スクールカウンセリングの現場報告 |
| 2007年5月 | 母親トーク「我が子との奮闘記と発達共助連」 |
| 2007年4月 | 「僕の不登校経験とDSとしての経験」 |
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| ◆2008年3月例会 |
| ・日時:3月14日(金)PM7:00〜PM9:00 ・会場:杉並区高井戸地域区民センター |
| ・テーマ:「動作法-ストレスマネージメント」 |
| <講師>山口久恵さん(杉並区済美研究所) |
| <内容> |
| 普段ストレスのたまっている父親や母親、DSを対象に、ストレスマネージメントの一種である「動作法」により、その解消の仕方を、実践的にお教えいただいた。ストレスは、生物体が危険に直面した時の生理的な活動を高める交感神経の活動であり、生理的な現象であるとのお話から始まり、参加者全員で、これを解きほぐすための実践を行いました。 |
| <2008年3月月例会に出席して> |
| 動作法(ストレスマネージメント)について、山口久恵先生に教えていただきました。月例会の日は、冷たい雨が降り、みんなかなり濡れて集まってきました。 そんな雨の中、山口先生は、最寄の駅まで自転車で来ましたと、話され頭の下がる思いでした。 さっそくストレスとは何か、少し難しいお話でしたが、ストレスは有害な刺激から身を守るために必要なものだが、不適切な緊張が長く続き解消されず、体に現れてくる心や身体の不調和だそうです。 動作法を活かしたストレス解消法を教えていただきました。二人一組でペアになり、一人が腕を上げ緊張している所に手を当てもらい、ゆっくりと力を抜いていきます、上げた時に緊張した所を意識してもっと力を抜いていくと、すーっとこりが取れていくような感じがしていきました、手を当てていると緊張が取れていくのが手に伝わって来ました、お互いの緊張している所を確認しながら、力の抜き方を覚えていきました。 参加した一人一人の、肩こりや、五十肩や、猫背など、普段意識していない自分の身体を、丁寧に治し方を教えていただき、あっと言う間に時間がたってしまいました。 子ども達にも力の抜き方を教えてあげると落ち着きますよとアドバイスしていただきました。 時々思い出して力を抜いてリラックスしています。とても有意義な講義をありがとうございました。 (福室) |
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| ◆2008年2月例会 | |
| ・日時:2月23日(土)PM3:00〜PM5:00 ・会場:杉並区浜田山会議室 |
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| ・テーマ:「思春期の発達障害児」 | |
| <講師>高野久美子さん(創価大学准教授) | |
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| 思春期は誰にとっても難しい時期です。「こども」から「大人」へ変化する、心も身体も不安定で、自分でも良くわからないもやもやを抱えている…。皆さんもあの頃を思い出してみてください。思い出すだけで恥ずかしいことがいっぱいありませんか?発達に特徴のある子どもたちにとって、思春期はよりいっそう難しいもの、厳しいものとなりがちです。周囲の大人が思春期の難しさや特徴を踏まえてサポートするにはどうしたらよいか、ご一緒に考えていければと思います。 | |
| <2008年2月月例会に出席して> | |
| 今回は、思春期と発達障害について高野先生がわかりやすく説明をしてくださり、思春期真っただ中にいるわが子の理解が深まりました。 まず「自分崩し」「自分づくり」「自分探し」大人としての自分を作り上げていく準備段階とありましたが、思春期は普通の子供でさえ、心身ともに成長の節目としての危機であり、自分でも理解しがたく、混乱していて自己評価が急上昇急降下し、その上下が激しいということでした。さらに他人の目も気になるようになり、イライラしたり、精神的な不安定さを持っています。それは乳幼児のころの心身の弱かった部分に出やすく頭痛や腹痛などとなってSOSサインとなって現れるということでした。 では発達障害の子供たちにとっての思春期とは、どうなるのでしょうか。それは、暗黙の了解やルールがわからなかったり、発達上の特徴や複雑な友人関係や異性との関係の変化などと多忙な日常も手伝い、より周囲との折り合いを難しくしているようです。すると、反抗、攻撃的行動、不登校、学習の遅れ、情緒不安定などの二次障害を起こしてしまいがちです。どうしたらよいのかというと特効薬はなく、環境を整えたり、心理的支援などの適切な支援で不適応状態や問題行動は軽減されるということでした。 また、小学生のころの積み重ねが出る時期なので、今すぐに対応できるものとは考えられない、ということでした。わが子は、不登校や学習の遅れを起こしましたが、小学生のころの思いきり集団遊びを積み重ねたことに救われたのか、乗り越えつつあります。 思春期は自分のやってこなかったとに気付き、育ち直しをしているということでした。 二年間は登校しましたが、体が壊れてしまうので、三年時は、登校しない選択をしました。子どものSOSに答えたおかげで心身ともに元気になりましたし、とても貴重な一年間でした。随分心を開いてくれたので親子でいろいろ話をしたり、塾や共助連に通いながら友達と遊び、過ごしました。実は、元々話をあまりしないというか言葉があまり出ない子供なので、このまま思春期が来てさらに話さなくなったらなにもわからず、どうしようと不安に思っていました。でもそんな不安は無用でした。 先日やっとわが子は、義務教育を卒業しましたが、義務教育は、平等に教育が受けられなかった時代に教育をする側の義務があることを今では多くの人が、教育を受ける義務と勘違いしています。 だから学校に行かない子は白い目で見られたり、まわりも不理解です。こちらに選択する権利はあるんです。高野先生の言葉にあったように、つまづいてもフォローしながらの充電期間があったらまた先に進めるということでしたから安心しました。 高野先生のお話の後、情報交換の場になり、性教育についての話題になったり、最後に、参加者の一人で、子供を中学校に送り出す側の小学校の先生が、不登校は怖くない、なってもあわてないという結論を出されました。心構えができたようでした。 そのあとの二次会でも話題は尽きませんでした。高野先生ありがとうございました。 (N.T) |
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| ◆2008年1月例会 |
| ・日時:2008年1月27日(日)PM6:00〜PM9:00 ・会場:杉並区下高永福会議室 |
| テーマ:「父親としての子どもたちへの関わりと発達共助連で得たもの」 |
| <講師>連員の父親3名 |
| <内容> |
| 5月に実施した母親トークの父親版。父親の関わり次第によって、子どもたちと家庭は大きく変化します。今回は、3人の父親から、我が子が発達障害と分かったときからの家族との関わり、父親としての苦悩、発達共助連への評価の変化などについて、現在の心境を交えお話しいただきました。 |
| <2008年1月月例会に出席して>・1 |
| 子育てにどうかかわったか。父親たちが語るなど発達共助連をおいてほかにあるだろうか。こんな機会を逃がしてはいけないと、早くから手帖に書きこんでおいた。 当日、余裕をもって出たつもりが定刻すぎの到着となった。が、円型に並べられた卓上に用意されたあったか赤ワイン、手づくりのパンなど和やかな雰囲気に包まれ、心がほぐれた。 「そろそろ始めましょうか」「どなたから?」司会の高橋さんに促され、「では」と立ち上がったのはASさん。子供との視線が合わなかったことに気がつき、検診などで発達障害(?)を言われながら、なかなか受け入れられなかった…と。 (きっと、そのうち)との可能性に期待をこめてわが子とかかわり向き合ってこられたに違いない。一冊のノート「日記」を示されたASさんの表情にみてとることができた。 日記を示されて(いやあ、そんな用意をしてこなかった)と隣席に並ぶお二人さん。まずTHさんが話しをつないでくれた。発達障害など情報の多い東京に移り住んでから、わが子への理解がました。小学校の運動会の徒競争で白線こしてトラックの中へ走っていくわが子の姿、その現実を受け入れることができた…と、こともなげに語られた。 最後は本人の意志で決められたという高校も内定、いまがいちばん気楽かもしれないTGさん。中津川のデイキャンプ参加は子供が3年生のころ、最初はなすことがわからず、回を重ねるたびに親子三人それぞれが参加者とのかかわり合いができた。子供が決めた高校も、そこで出会った福室さんからの情報によるところが多かったという。中学校で父親の会に参加したり、紆余曲折しながらも子供のおかげで、父親冥利につきたかもしれないとは、手前勝手な思いだろうか。 話しが終わって思ったこと……三人に共通して愚痴がなかった。そして、ふと気がついた。しゃべろう会で出会っている三人のお母さま方のことに。 子供をよくとらえておられる、よく受け入れておられることに。 有末さん(母)が共助連通信(10月号)に寄せられた「(略)本気で生きていることで解決されることがあります。(略)」を改めて読み返し「納得!」 (五十嵐寿/アドバイザー連員) |
| <2008年1月月例会に出席して>・2-DS連員の感想 |
| 久しぶりに月例会に参加させていただきました。 今回お話していただいたASさん、THさん、TGさんはデイキャンプで挨拶を交わす程度で、何よりも深くお話する機会がなかったので、とても楽しみでした!! 共助連に出会う前の話から現在の話まで、たくさん話していただき、とても勉強になりました。 近くに助言してくれる人がいなければとても心細く、右往左往の日々だということ、しかし近くに助言してくれる人がいたとしても、その人のアイディア等のレパートリーが少なければ視野が完全に広がるわけではないということを知りました。共助連のように同じような境遇の人たちが集まって、情報交換を行うことで視野は確実に広がっていくのだということも知りました。 共助連はみなさんにとって大事な居場所、心の拠り所であるということも改めて実感しました。 専門家のアドバイスも大切ですが、仲間同士話せる場があることはもっと大切なのかもしれないと思いました。 「父親が変われば子どもは絶対に変わる」というくらい、父親の存在はとても大きいのだということも知りました。 たくさん書き出してみましたが、何よりも子どもに対する親の愛情の大きさに感動しました。親は大事にします(笑) 本当に貴重なお話をありがとうございました。 これからは月例会にも参加してしっかり勉強しようと思います☆ (DS連員/橋本真緒) |
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| ◆2007年11月例会 |
| ・日時:11月22日(土)PM7:00〜PM11:00 ・会場:鬼無里(南阿佐ヶ谷) |
| ・テーマ:「皆でわいわい飲んでしゃべろう会」 |
| <内容>秋の夜長、難しい話はさておいて、長年お世話になっている居酒屋『鬼無里』にて、仕事、家の事、学校の事、その他諸々‥、皆でわいわい、話し合いました。ふっと解放されたい空間を実現できました。 |
| ◆2007年10月例会 |
| ・日時:2007年10月13日(土)19時〜21時30分 ・場所:杉並区永福和泉地区区民センター |
| テーマ:軽度発達障害児に対する「感覚統合」の基礎理論と実践 |
| 講師:仲本政史さん(作業療法士・発達共助連専任セラピスト)、山口安澄さん(心理士・発達共助連専任セラピスト |
| <内容>-講師のレターより |
| 発達障害児への支援体制の充実が叫ばれる中、「感覚統合」に対する注目も高まってきています。 感覚統合理論が開発されて50年程が経ちますが、日本でこれ程までに注目をあびた事は過去に無かった事ではないでしょうか。 医療の現場だけでなく、教育の現場においてもその必要性が認められつつある感覚統合について基礎からお話したいと思います。 |
| <2007年10月月例会に出席して>・1 |
| 感覚統合理論って何ぞや??? …はいっ!!、発達障害を深〜く、正し〜く、具体て〜きに、理解する為の面白〜いお話でした! Sさんの声がけで(Sさん有難う!)子供達が作業療法でお世話になる事、数ヶ月。 私の知識は手先等の感覚を刺激するトレーニング等から発達を促す…位だった。 今回の仲本先生、山口先生のお話から、我が子の???な行動や反応の根拠がナルホド!!ナルホド!!具体的に理解出来た。 そして、作業療法の意味が良く解った。 (うふふ〜♪ Yの板書のスピードは3倍にアップしたのよ〜♪♪) 発達障害故と、前向きに将来を考えて様々なアプローチを考えて来たつもりだが、冷静に振り返ってみれば、親である私の心の中では、「なんで?どうして?」と、「ま、いいか。しかたない。」と、「いやいや、まだ行ける!」がグルグルと堂々巡りをしていた。こんなの、ちっとも前向きじゃないよなぁ。 感覚統合理論の基礎から、障害の根拠を知り、何が解ったかって、今まで子供達に向けてきた私の様々な療育活動には、山の様な失敗と反省があったってぇー事よ! もう、どんだけぇ〜?! あ〜あ、YちゃんRちゃん御免ねぇ…。ママがこれ、もっと早く知ってたら、君達もうチョッと楽しい日々が送れたヨネェ…。もう、思いっきり落ち込んでしまった…。 おっと、人の所為にしちゃ駄目だよね、でもねぇ、戸惑う親に、もっと不安になる「様子を見ましょうね」で、片付けちゃった専門家の顔、顔、顔、を思い浮かべて「ねーねー、感覚統合って知ってたぁ?…ばーっかぁーっっ!!」と、車の中で絶叫してしまった。 ってぇーあたしゃ、ただじゃ転ばない。覆水盆に返らないけど、失敗は成功の元!今迄の??が一機に腑に落ちて、目の前がスッキリしたよ。 さぁー、明日はなにしよっかなぁーっ!!! 後ろ髪を引かれる思いで赤ん坊をパパに託して車飛ばした甲斐があったなぁ、と、帰宅したら、赤ん坊は大熱を噴いていた。 おぉー!御免よー!お前さんの事もわすれちゃぁーいないよっ!!(Y・Sでした) |
| <2007年10月月例会に出席して>・2 |
| 本日は、発達共助連のセラピストである、作業療法士の仲本政史先生と健康心理士の山口安澄先生による表題の月例会がありました。 感覚統合は自分の身体を有効に使う機能で、味覚、嗅覚の代わりに前庭感覚、固有感覚が加えられた五感を対象とします。対象者は当初アメリカで学習障害児向けに開発されましたが、今ではより広義に発達障害児向けの治療法になっています。 感覚統合ピラミッドという発達過程を段階に分けた基礎理論にしたがい治療計画を立てているようです。 ・第一段階 姿勢を保つ、バランスをとる。 ・第二段階 身体図式(自分の手や足を目で見なくても、伸ばしているのか、曲げているのか理解できている状態)、運動企画(例えばボールを投げるときに、いかに身体の各部を協調的にかつ順番に動かすと目的の方向にボールを投げる事が出来るか頭ではなく身体が覚えていて、頭でボールを投げようと思うと、身体が答えてくれる状態)。 ・第三段階 目と手の協調性(黒板の文字をそのまま書き写せる事など)、適応反応(環境との効果的応答もしくは相互的関係)。 ・第四段階 感覚統合の最終産物、勉強に必要な基礎能力、協調性、自信など。 以上の段階において、対象児を検査して獲得できていない段階から治療を行っていました。 治療の詳細に関しましてはビデオで紹介されていましたが、子供がいかに楽しんで出来るかという配慮がなされていますので、一見治療という概念から想像出来ないお遊戯的なプログラムが組まれています。感覚統合の治療は触覚、前庭感覚、固有感覚が視覚、聴覚に優先して行われるそうです。 それらの伝達メカニズムについて脳の簡略化した解剖学的構成に関する説明があり、感覚統合が対象とする部位が皮質下の中枢神経系が担っていて、知的活動を阻害しないためにも感覚統合が正常に機能している必要があるとのお話でした。 脳地図(身体の各部所を配置した図)で、手指と口に大きい面積が割かれていることが示されました。(感覚が鋭敏であると言う事だと思われます。) 以下、個別の感覚についての発達過程の説明があり、まず触覚について(脳地図で面積の大きい感覚です。) 、発達段階の説明として ・第一段階 原始反射(発達すれば抑制されるので、発達状態の検査として利用されている。) ・第二段階 口で触れて確かめる。 ・第三段階 姿勢反応成熟で立って歩けるようになる。 ・第四段階 手の自由度がまして意図的に使えるようになる。 ・第五段階 環境とのかかわりの質が向上 となるそうです。ビデオの放映では見事に原始反射である非対称性緊張性頚反射(ATNR)が出ていました。 この反射が現れるということは感覚統合機能が発達していない事を示しています。これは、野球のピッチャーがボールを投げた後のポーズや、風神雷神図の雷神のポーズがATNRに相当するそうです。これは抑制されているだけで消失しているわけではないので、身体の調整能力の限界に達すると誰でも現れるそうです。逆の見方をすると我が家の息子は神経生理学的には常に全力で行動している事になります。触覚については口と手指が非常に鋭敏であるがゆえに、刺激を避けてしまう傾向(触覚防衛)が現れてしまい、それによる機能の低下が懸念されます。(例えば、指先で触れると痛みを感じるので手で触らずに口で触るようになる。そうすると、手の感覚が低下してしまうことにより感覚統合機能の発達に悪影響を与えてしまうことなど。) ビデオの放映ではゴム手袋をつけて水の中の小石に触る作業の説明で、皮膚表面の触覚が一番鋭敏なので、ゴム手袋に水圧をかけてより皮膚深部の感覚も加える事で感覚を分散させて刺激に慣れさせることが目的だということでした。 小麦粉に水を加えて素手で練り、水の分量を増やして刺激内容が段々変化する (サラサラからベタベタになる。)事も行っていました。 次に固有感覚(感覚統合ピラミッドの第二段階身体図式に関わる感覚)もATNRの構成要素であることから、ATNRの出現に対して治療が必要となります。ビデオでは台車の上に座って自分でロープを引っ張って移動する、ダンボールの輪の中に入ってキャタピラの車輪の代わりに自分がなってダンボールを回しながら移動するなど楽しく固有感覚を調整する治療を行っていました。これは、日頃経験しない動きを行う事で感覚を鋭敏にして身体図式を獲得させようとしていると思われます。 また、口を使う事も大切で、シャボン玉遊びでストローを吹いたり、風船を膨らましたり、空気を吹き込んで紙の蛇腹を伸ばしたり縮めたりする遊具で治療を行っていました。ガムを噛んだりする事も有効だということで、そういえば息子が一時爪を噛みすぎて深爪になってしまったときに、家の色々な場所にガムを置いておいて爪を噛み始めたらガムを与えていた事を思い出しました。これも、口は体の中心にあるので、座標の原点を定めるために必要な事と思われます。 最後は前庭感覚についてで、耳の奥の三半規管、耳石器で検出される加速度を感知する感覚です。眼球運動にも関わっていて、調整障害で車酔いのような状態になっているそうです。これは、コンピュータを用いて眼球運動の練習を行っていました。 以上の感覚調整障害により感覚入力により過覚醒の状態に入っている時間が長いと消耗が激しくなってしまいます。(頭の中がフル回転しているので。)発達支援では調整能力を獲得してリラックスできるように、あるいは反応性が向上するように療育が行われている事が良くわかりました。 途中で脳の可塑性についてのお話がありましたが、より広義に解釈すると、我々の子供たちは脳の可塑性によりそれぞれが固有の認知能力を発達させていて、それが独創的な思考に繋がる可能性が大きいと思われます。 独創的過ぎても社会の進歩に貢献する事は困難となりますので、社会性を獲得して社会の要請に沿った形で独創性を発揮できるようになってほしいということが親としての願いです。 また脳の可塑性の可能性を信じて感覚調整機能の獲得についても長い目で見てあきらめずに今後とも支援をお願いしたく思います。 それから、心ある若者の皆様、仲本先生の指導方法を学ぶにはまず作業療法士の専門学校を卒業して国家資格を得てから仲本先生に弟子入りしていただきたく思います。OJT (On the Job Training)を行うに当たって、専門用語や技術を学んでいないと習得困難と思われます。 (保田宏一・記) |
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◆2007年9月例会 |
| ・日時:2007年9月16日(日)18:00〜20:15 ・場所:杉並区阿佐ヶ谷地域区民センター |
テーマ:教育の現場から−特別支援教育と軽度発達障害児の現在 |
| 講師:石川恭子さん(世田谷区小学校通級指導学級教諭) |
| <内容>-講師のレターより |
| 平成19年度から特別支援教育が本格的にスタートしています。スタートは最初の一歩ですが、特別支援教育が打ち出されてから5年がたちました。 特別支援教育への流れは、私の教員としての経験の中でも、とても大きな変化です。この5年間に教育の現場がどのように変化したのか、お知らせしたいと思います。同時に、これは最初の一歩であって、この特別支援教育を定着させるためには、多くの課題が残されていると感じています。 |
| <2007年9月月例会に出席して>・1 |
| 例会、初参加でした。今回は「教育の現場から 特別支援教育と発達障害児の現在」ということで世田谷区立松原小学校の通級の先生をしておられる石川恭子先生のお話をうかがいました。 現在中学生の息子も小学校時代には通級に通っていました。 ちょっと復習のようなところもあり、当事者であったときには見えなかったものが見えてくるような気がしました。軽度発達障碍児に対して、という話ではあったのですが、根本には誰にでも当てはまることではないかと思いました。 必要な人に必要な時間、必要な教育、必要な援助を」。 これは子どもに限ったことではありませんよね、自分の中でいろいろと考えてゆきたいと思っています。「教育」という言葉はともすれば「学校教育」に限定されがちですがそれだけのものではないと思っています。 人にとって大切なことは安心できる場所(信頼できる場所)を持つこと。 これも誰にでもいえることで発達障碍があろうがなかろうが関係のないことですよね。そういった場所を一つでも多く作れる社会が本当の意味で成熟した社会なのではないだろうか、と思いました。 大きなことも大事ですが、一人一人の個々の考え方も大事である、そんなことを考えています。 (A.I.記) |
| <2007年9月月例会に出席して>・2 |
| 今回の月例会では、世田谷区の小学校で通級指導の担当をされている石川先生より、軽度発達障害や特別支援教育について、実際の教育現場での体験やエピソードを通してお話して頂きました。 「特別支援教育」について、実際どのように個別の支援計画がたてられ、支援が行われているのか、現状ではどのような成果や課題があるのかなど、実際の具体的な内容や様子についてはわからないことだらけでしたが、特別支援教育の取り組みは本当にまだ始まったばかりで、試行錯誤しながら、個別の指導や理解啓発、家庭や先生同士・必要機関との連携が行われている段階なのだと知りました。また、通級指導を希望する児童数が急増しているという現状や、軽度発達障害・個別支援に関する理解も、地域や保護者の方々の中で少しずつ広がり始めていて、特別支援教育のスタートが、教育制度の変化の大きな節目になるものだと知りました。 また、先生の実際の子どもとの関わりのお話の中では、「子どもの小さな成長に気づき、良いところをどんどん見つけて褒める」という、当たり前のようで実は意外と難しい、前向きな姿勢を貫いて接していくことの大事さを改めて強く感じました。 もう一つ、大学生である僕にとってお話を聞いていて興味深かったのは、軽度発達障害の大学生に対する、ピアサポーター(学生サポーター)の取り組みのお話でした。知的には十分な能力を持っていながらも、LDやADHDなどの軽度発達障害を持つがために、学生生活に部分的な困難を抱えている学生が意外と多いこと、身近な大学の中にも、ちょっとした手助けを必要としている人がたくさんいるのかもしれないということを知り、そういった学生に対するサポートを積極的に行っていく必要性を感じました。 この特別支援教育のスタートが、教育現場だけでなく、地域社会へ幅広く発達障害に関する理解が広まっていくきっかけとなることを期待したいです。貴重なお話、ありがとうございました。 (DS連員/江森勇樹・記) |
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◆2007年7月例会 |
| ・日時:2007年7月14日(金)19:15〜21:15 ・場所:杉並区産業商工会館 |
テーマ:スクールカウンセリングの現場からの報告 |
| 講師:村社康子さん(世田谷区小学校スクールカウンセラー) |
| <内容> |
| 小学校教員免許を持ちながらバーテンダーなど異色の社会経験を併せを持つスクールカウンセラーである講師から、心理専攻のカウンセラーとはまた違った視点の、今の小学生が持つ悩みや課題等について話して頂きました。 |
| <2007年7月月例会に出席して>・1 |
| お盆と台風の大雨で参加人数が少なく残念でしたが、世田谷区の小学校のスクールカウンセラーをなさっている村社先生に、小学校の様子を教えていただきました。 現在は一人で二校受け持つ事になっているそうです、スクールカウンセラーのお仕事は、生徒からの相談は友達関係や学校のことから恋愛の相談まで幅広く、お母さん方からも子育ての悩みから家庭の相談まで何でもあり、先生方からもいろんな相談があり、みんな村社先生を捕まえては相談に乗って頂いているようで、とても忙しそうです。 また、クラスの中での子供達の様子も、積極的に見に行くように心がけていて、教室での様子を見ることで、相談に来ている子供達の状況を把握するように努めていらっしゃるそうです。自分の相談に親身になって考えてくれる人がいることは、子供達にとって大きな安心になっているのではないでしょうか?色々な子供達の置かれている状況を話せる範囲でお話して頂くことが出来ました。 学校の特別支援教育もスタートして先生方も勉強を進めていて、発達障害に対する理解も以前に比べて進んでいるようです。 二次会では、先生が以前バーテンダーの仕事をなさっていて、バーテンダーとカウンセラーの仕事は似ているととても興味深いお話をしていらっしゃいました、どちらも人の話を聞くところに共通点があるようです。自分の話を最後まで聞いてもらえることは、誰にとっても必要とされていることなんだなーと、あらためて感じました。子供達に対してももっと話を最後まで穏やかに聞いてあげられたら、もっと気持ちを楽にしてあげられるだろうにと、ついつい口をはさんでしまう自分を反省しました。とても難しい事ですがもう少し最後までじっくりと話を聞けるように努力していきたいなと思いました。今回村社先生はゲストなのですが、さすがにバーテンダーの経験から、グラスが空くとすぐに注いで下さるので、みんなどんどんお酒が進み楽しく話も盛り上っていました。(F.H・記) |
| <2007年7月月例会に出席して>・2 |
| 私のスクールカウンセラーのイメージは、中学・高校生の深刻な悩みを相談する人。病院のカウンセラーと同じようなイメージを持っていた。だから小学校にスクールカウンセラー?一体小学生が何を相談するのだろう?と思っていた。 小学生の相談内容は友人関係・恋愛関係が多いということだった。小学生なのに、生意気だな、とちょっとは思ったけれど、彼らにとってはそれが大きな問題であり、相談する相手が必要なのだろう。私は共助連の子供たちがどんな悩みを持っているかわかっているだろうか?わかろうとしているだろうか。多分「自分は皆と違う」など、たくさんの悩みは抱えているはず。それを上手に表現できないだけ。子供が安心してこの人には話せるという存在になれたらな〜 (他にもスクールカウンセラーには大切な役割がたくさんあります。上記内容はあくまでもほんの一部です。) (DS連員/横須賀美緒・記) |
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◆2007年5月例会 |
| ・日時:2007年5月25日(金)19:00〜21:15 ・場所:杉並区セシオン |
テーマ:母親トーク「我が子との奮闘記と発達共助連」 |
| 講師:連員のママさん6人 |
| <内容> |
| この春中学生になった子ども達や、高校が終わり次のステップに進んだ子ども、社会人になった子どもたちについて、共助連と出会いや関わり、家族の変化などお母さん達から胸のうちを語っていただきました。 |
| <2007年5月月例会に出席して>・1 |
| 5月の月例会は絶対に参加しようと思っていました。今までずっと何年にも渡って共助連を支えてきた方たちの「お母さん」という立場からのお話が聞ける。しかも何人もの方からです。こんなチャンスはそうそうないと思いました。 キャンプなどでお話する機会があっても、ついつい目先の出来事や心配事に意識がいってしまい、じっくりと他の方の歩いてきた道をお聞きすることができないできたように思います。共助連の理念には心底共感しつつも、ではどなたがどんな風にこの共助連の中で支え支えられてきたのか、そして、どう困難を克服していったのか、具体的には見えてこない。というのが最近の私の正直な状態でした。 大塚さん、鈴木さん、福室さん、馬越さん、高橋サカイさん、それぞれのお話は、私にとって本当に一言も聞き漏らしてはいけない貴重なお話でした。みなさんのお話は、小さい頃からのエピソード、周囲の反応に傷つく子供、教師のコメント、「専門家」のいろいろな意見、共助連にたどり着くまでの紆余曲折、共助連に入ってからのいろいろ・・・。一つ一つのエピソードから、みなさんが精一杯一緒に受け止めて、真剣に悩んで今に至っていらっしゃるんだということがひしひしと伝わってきました。 何かサクセスストーリーのようなお話もあるのかなと思って参加しましたが、そのような期待をしたこと自体、愚かなことに感じました。なぜなら、子供たちの抱えている課題は、何らかの働きかけなどによってきれいさっぱりなくなり「はい!もう解決!」となるようなものではないことを痛感したからです。 しかしそれで悲観的になったかというと、決してそうではありません。むしろ逆です。今まで、ついつい「解決」を望んできた私は、常に解決しないことが苦しみになっていたのです。「今度こそこんな問題は終わりにして欲しい。」などと子供にも言っていました。でも、5人の方のお話からは、穏やかなトーンでしたが、力強く、大切なメッセージが伝わってきました。 今まで本当に困ってきたこと、また、今も継続中なのだということ、うまくいったこともあるし、こうすればよかったのかなと思うこともある、そして、いつも子供の状態を見守ってきたこと、これからも見守っていくこと。そして、共助連に一緒に見守る仲間がいること。 共助連のあり方が前より少しわかったように思いました。 発表をしてくださった方々、貴重なお話を本当にありがとうございました。 (M. S) |
| <2007年5月月例会に出席して>・2 |
| 発達共助連5月定例会を楽しみに待った。当日は雨。足元の悪さも気にならず出かけた。 《セシオン杉並》高い天井のゆったりした空間に20余人は開会を待っていた。 ト一クのトップは馬越さん。「ちょっと遠いけど‥」と言われながら選択なさった旭出養護学園中等部での二郎くんの成長は大きかった(研究会に参加)。 それ以降、幼少期からの二郎くんの子育てを淡々と語られた。 続く福室さんは、現在在籍する学校になじんで生活するわが子〜その高校との出会いの幸運。共助連での人々とのかかわりが大きかったと…。 中学生になって2ヶ月、鈴木さん、大塚さんのト―クから安堵感が伝わってきた。 8年間の寮生活を経験した、わが子の今をよし!とする高橋さん。苦渋の選択であったことを知り、秘かに拍手をおくる私がいた。 熱い想いのト一クを聞きながら、20年も前のことを思い出していた。 退職を余儀なくされるほどのS児との葛藤。一人のセラピストとの出会いが転機となった。が、人間観、教育観の変化の多くはS児によってなされた。 似たようなことは、5人の方にもきっとあると思ってたずねた。 「多くの人との出会い、そこからたくさんのことを学んだ。わが子の現在の成長も共助連あってのこと‥」と、はずむほどの声で福室さんは話された。 「自分が考えているように成長しないわが子に焦りながら、わが子を反面教師(保育士)として仕事ができたかな」笑顔の高橋さん。 「なかなかみえないでいます。」一番不安定な中学生の時期なら当然の鈴木さん、大塚さん。でも、共助連の中で確かに成長しているゆかりちゃんたちは、親子ともにゆれながらも(ああ、これでよかった!)となるときは、必ずくるとの思いを深くした。 「二郎くんの幼少期に、もっと振りまわせばよかったかしら」なんて笑いながら、「人はみなそれぞれの育ちがある」と言われる夫君によりそった子育てをしてこられた馬越さん。ああ、人それぞれ、助け、助けられの子育て『発達共助連ここにあり』の感を強くして会場を後にした。 (アドバイザー連員/五十嵐寿・記) |
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◆2007年4月例会 |
| ・日時:2007年4月21日(金)19:15〜21:15 ・場所:杉並区永福和泉地域区民センタ- |
テーマ:僕の不登校経験とDSとしての経験 |
| 講師:小野塚直也さん(DS連員) |
| <内容> |
| 自身の不登校を端緒として、発達共助連に加わった小野塚直也さんは、現在、大学を終え、福祉施設で職員として働いている。大学生となってからは、DSとして活躍し、サポートを受ける側からサポートする側に回った。その小野塚さんが、不登校になったきっかけからこれまでを振り返って自らの体験を語ってくれた。 |
| <2007年4月月例会に出席して>・1 |
| 小野塚君は息子のDSさんです。息子が小4からのお付き合いで、今年で4年目に入りました。 普段は、子供の様子をみながらゲームに付き合ってくれる一方機能回復的なこともとりいれてくれていて、子供にとって、頼りになるかっこいい兄貴的存在になりつつあるのではないかと思っています。 私は小野塚君に対して、礼儀正しい好青年プラス繊細な人なのかな…というイメージを持っていたのですが…。 さて、どんな話が聞けるのかなと参加しました。 印象に残ったのは、「仮面を付け替える」ということ。これは、社会性を意味するということでしたが、さまざまな場面で仮面をかえながら、大切な自分自身を守ろうと頑張ってきたのかな、大変だったのだろうな・・・と思いました。 一見クールな小野塚君ですが、いろんな葛藤があったのだな・・・一人ひとりの人生ってなんて重みがあるのだろう…と改めて思いました。 不登校を経験しながらも、大学を卒業し、社会人となった今、自分の言葉で過去を語れるなんて、これってすごいことだなと思います。(Y.S.記) |
| <2007年4月月例会に出席して>・2 |
| おのっち、月例会たくさんの方がこられたね。 この4月からは社会人になったということなので、今回の月例会は一つの区切りになったのではないかと思います。子供から大人まで、おのっちはたくさんの方に見守られ愛されているなと、共助連の重みをしみじみ感じた会でした。そして最後に、お母さんからの一言があったね。感動しました。すばらしい家族だなと思いました。(佐久間・記) |