2005年度10月より、これまでの「DS会」をさらに発展させた「DS報告会」がスタートしました。

●2006年6月「DS会」+DS講座(2006年度第3回)の報告と参加感想●

日時:2006年6月17日(土)12:00〜6月18日(日)
場所:ララミー牧場(千葉県)
報告
「この池5分間をみて、何がいるか見つけよ」これが、今回の講師・連理場長の宿題
藻に覆われた池に何がいるか、真剣に五感を動かすDSたち
連理さんの講義風景・1
今回は、発達共助連の共通行事である「ホタル見たい会」キャンプの場を「DS講座+DS会」の場として位置づけ、多くの新人DSが加わって、実り多いDS会となりました。
初日は、昼頃までに到着、昼食後、DSたちだけのための牧場長の連理さんの講演「五感を磨き、自然と親しむ」を拝聴しました。その後、全体キャンプに加わりましたが、積極的に子どもたちと親しみ、また食事等の支度でも、家族連のパパさんやママさんに任せきりではなく、可能な限り積極的に協力することで、発達共助連キャンプの意義を見つけていきました。夜は、DSだけでなく、パパさんやママさんとも積極的に話し合い、親御さんたちがDSに期待していることを具体的に知るよい機会となりました。また、新人DSは、専任セラピストの伊澤さんから発達共助連DSとしての在り方について話しを窺えました。
翌日は、昼までは、近くの小川で子どもたちとびしょぬれになりながら遊びまくり、撤収の手伝いの後、午後からDS会を開き、今後のDS会の進め方を話し合いました。中心的役割を1人だけが担うのではなく、皆でいろいろ分担していこう、と言うことで、今後の役割分担等も決めました。DSは、特定の子どものDSであると同時に連員の子どもたち全員にとってのDSであることも再確認できたDS会でした。
「DSも大自然の中でいろいろ刺激されたようです。
やはりあのくらいの自然でないと、本当にバカにはなれないですね。
これまでなかなかDS交流することが時間的に難しく課題でもありましたが、ホタル見たい会は、バスでDSみんなで移動するところから、DS同士でたくさん話すことができました。また、そのまま連理さんのDS講座にみんなで取り組めたことも大きかったと思います。
また、伊澤先生のDS面接が、支援室ではなく、デイキャンプの場であったことも、伊澤先生がDSのことを判断する上でも、DSが警戒心がとれる上でもとてもよかったとつくづく思いました。
こんな小さいことの違いが、大きなことを変えていっていたのではないかと考えさせられました。
とにかくどんな治療法も自然には勝てない!!ですね。
それをなんとか証明したいものです。」(DSリーダー・吉岡さやかさんより、HP担当者へのメールより)・という言葉が、今回のDS会を物語っています。
参加者の感想
連理さんの講義風景・2
近くの小川で早速「五感比べ」
貨車を改造した部屋でのDS会
今私はほたるというものを見たことがなかったのでどんな風に光って飛ぶんだろうと彼らを間近で見れるのを楽しみにしていました。千葉県という東京からの近郊でほたるが普通に見れるなんて、ほんとに素敵ですよね。
約二時間東京駅から乗った高速バスを降りてビックリ!山の中だぁ…。その時は天気も晴れていたし、これはほたるに会えそうな予感がしました。キャンプ場に着いてから身支度を整え、お昼を食べる前から夜ご飯のトムヤン(クン)の具財・猪豚肉の下ごしらえをしてる内に皆続々到着し、どんどん賑やかになりました。
午後一でララミー牧場の牧場主さんのお話を伺い、牧場主さんの牛をこよなく愛する気持ちや山あり谷ありの人生を垣間見ることが出来、なかなか人の社会的経験を深いところまで聞けるこのような機会はないと思うのでとても貴重な体験だったと思います。
特に私がお話の中で一番心に残った内容は、「人は一人では生きていけない」ということです。お互いが助け合い、支え合うことで生きる価値が生まれる…当たり前といったらそうなのかも知れませんが、ついつい自分一人で頑張って頑張りすぎて、でも上手くいかなくて、どうしようもなくて、自暴自棄になることって誰にでもあることだと思います。失敗が許されないような風潮のある現代の社会で、自分一人で頑張って強がるよりも、自分の弱さを曝け出せて、その弱さを補ってくれる他者を持つ人の方が心強い。
私も牧場主さんに同感です。その後子供たちと牛舎を見に行き、牛はあの巨体の割にとても可愛い目をしていることを知りました。子供たちにとって自分の背丈よりも遥かに大きい牛に、皆手を出して興味津々の様子で、とってもいい体験が出来たんじゃないかなと思います。
自然の中で皆で協力して作った夜ご飯は一際美味しく、特に牧場だからか私たちの胃袋は牛状態で(笑)、とにかく沢山食べました。しかし夕方から降って来た雨はどんどん強くなり、いざほたるを見に出陣という時には土砂降りの嵐になっていました。今年はほたるは無理かなぁという声も上がりつつ皆で不安になりながら真っ暗な山中を歩き始めると…頭上にぼんやりとした黄緑色のものがふわりふわりと飛んできました。これがほたるか…!それはネオンのような光ではなく、ぼんやりとした美しさを放っている光でした。きっとほたるを見て綺麗だと思うあの気持ちは光そのものにあるのではなく、もっと奥の、ほたるの儚い生命が一生懸命生涯を全うしているその姿にあるのではないかと直感的に思いました。土砂降りの自然の中に傘も差さずに佇む私たちはあまりに小さく弱い。体全体で雨粒を受けながら大自然を堪能した私にとってあのほたるの光は今でも鮮明に思い出せます。
嵐は一晩中続きましたが幸い翌朝は晴れて蒸し暑くなり、朝ごはんの後は子供たちと一緒に散歩に行き、川で一緒に遊びました。蛙・めだか・ヤゴ・カニを捕まえたり水かけっこをしたり…皆日頃のストレスをちょっと発散したようでした。(笑)
自然の中で多くのことを学んだほたる見たい会は、きっと子供も大人も心の中に何かしらお土産を作って帰れたことと思います。企画に携わって下さった全ての方々に感謝します。
(DS連員・田中麻菜美/記)
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